日本設備工業は、空調・衛生工事を中心とした一般設備工事、店舗・商業施設の設備工事、マンションリニューアルなど、多岐にわたる事業を展開している。
空調設備や給排水衛生設備では、設計から施工、メンテナンスまで一貫して提供しており、全国に広がるサービスネットワークを生かしながら顧客の多様なニーズに応える体制を整えている。
 

新築マンションでは都心部指向、高層化、付帯サービス特化の傾向が進む一方、ストックマンションでは大規模改修や経年劣化による設備改修の需要増が続いている。
中でも給排水管の更新は高い比率を占めているが、築年数を経た建物では配管スペースが限られるため、露出配管が必要な場合もある。

1. 室内工事が多い給排水工事では住戸ごとの状況に応じた対応が重要となるため、各住戸の「現場カルテ」を作成。
   各区分所有者に対する丁寧な説明と対応が可能となる。
2. 資材搬入時の梱包材の簡易化や工場での事前加工により、産業廃棄物の削減を推進。
   さらに、発電機の使用を極力避けた仮設計画を立てるなど、環境負荷を最小限に抑えている。
3. コンクリート内の配管交換時には、油圧による引き抜き工法を採用。
   従来のはつり工法と比べて騒音・振動・粉塵を大幅に低減する。

同社では、マンションの設備リニューアル工事を専門に手がけるリノライフ事業部を設置。
東京・大阪・名古屋のほか全国20カ所に営業所を置き、サービス向上ならびに営業・施工体制の充実強化を図っている。