CO₂排出量を削減し土地の価値の下落リスクを低減
セメントや鋼管を使わずに、自然石を小さく砕いた砕石だけを使用した地盤改良技術。
砕石はセメントや鋼管と比較してCO₂排出量が少ない材料である。
また、施工後の地中に残るのは砕石のみで、人工物を残さないことから、将来の地下埋設物の撤去費用による土地の価値を下落させるリスクを低減する。
施工後の地盤(住宅)
■認定・特許
・建築技術性能証明(GBRC性能証明 第09-31号)
・三重大学と共同で特許取得(特許第4445033号 他)
建築技術性能証明書
特許証
【特長】
①地球環境の保全に貢献
砕石は素材製造時のCO₂排出量が非常に少ない材料であり、地中に廃棄物を残さない。
②土地の価値を守る
「地下埋設物」や「土壌汚染」は、地価を下げる可能性がある※1。
本工法は砕石のみを使用し、人工物を地中に残さないため土地の価値を下げる可能性が低い。
※1不動産鑑定評価基準(国土交通省)より
③砕石の持続的な強度
砕石は線路の下や歴史的な建造物にも使われるなど、強度が劣化せず長期的に強さを保ち続ける。
④9割以上が無排土タイプ
掘削において残土を排出する「排土夕イプ」と、残土が出ない「無排土タイプ」の2種類がある。
全施工数の9割以上が「無排土タイプ」で施工している。
⑤きれいな現場
施工時に廃棄物(セメントの空袋、切断した鋼管等)が発生しない。
無排土タイプであれば土も出ないため、残土処理が不要である。
⑥工期短縮
養生期間・水・事後試験・杭頭処理が不要なため、工期短縮につながる。
エコジオ地盤改良機
経済性と高品質の両立を実現
■従来工法よりも設計長が短い
支持杭のように補強体先端に力が集中せずに、補強体で受け止めた荷重は地中で分散されることから、多くの場合で支持杭よりも設計長が短くなる。
このため、地盤条件によっては他工法と比べて全体工事価格を低減できる。
■孔壁崩壊を防止
独自開発である「EGケーシング」により孔壁の崩壊を防ぎ、品質を安定させ設計通りの支持力や透水性を確保する。
■深度10㎝ごとに砕石を締め固め
砕石を深度10㎝ごとに規定された圧力で締め固めを行うことにより、属人性を排除し安定した品質の砕石補強体を築造する。
■施工手順