GUIDE
「ボロンdeガード®工法」は、ホウ酸を用いた自然素材ベースの防蟻・防腐技術。
「1次防蟻」(シロアリの侵入経路遮断)と「2次防蟻・防腐」(木材の高耐久化処理)という2つの工程により、居住者の安全や環境へ配慮しながら、高い防蟻性能を発揮する。
①ホウ酸を使用するため人と環境にやさしい
従来の一般的な防蟻工法は、農薬を主成分とする薬剤を用いることが多く、薬剤の揮発によりシックハウス症候群等の問題を引き起こす場合がある。
これに対して、本工法では人体に影響がなく、かつシロアリ駆除には効果を発揮するホウ酸を用いるため、安全性が高く環境への影響も低減できる。
②効果が永続的に持続
有機系薬剤の防蟻効果は3〜5年のため定期的な再処理が必要となる。
一方本工法で用いるホウ酸は、無機鉱物由来であるため揮発せず、効果は永続的に持続し、再処理が不要となる。
③専門資格者による責任施工体制
施工は、日本ホウ酸処理協会認定のホウ酸施工士が実施。
防蟻においてホウ酸の唯一の弱点である水への弱さをカバーし、効果を最大限に発揮できるよう適切に施工する。
また、品質にばらつきが出づらいというメリットもある。
④業界初となるシロアリ保証
新築は業界最長の35年保証、既存住宅では業界初となる10年保証を付与し、万一のシロアリ被害にも対応する。
布基礎で防湿コンクリートを打設している床下の場合は、シロアリがどこからでも侵入するリスクがある。
またベタ基礎の場合でも、基礎の打ち継ぎ部や配管の隙間、水抜き穴、セパレーターの穴といったわずかな隙間からシロアリが入り込むことがある。
本工法では1次防蟻として、ホウ酸配合防蟻気密シーリング材「ボレイトシール®」や防蟻気密パテ「ボレイトフィラー®」等を用いて、シロアリの侵入経路を遮断する処理を行う。
床下はシロアリや腐れによる木材劣化が起こりやすい環境だが、劣化の予兆を把握するのは難しいため、対策の持続性が重要となる。
本工法では、床下の木材にホウ酸処理を施し永続的に劣化を予防。
無機鉱物由来であるホウ酸は揮発せず、空気に溶け込まないため、居住者の健康を害することがない。
また、化学物質過敏症の場合も安心して使用することができる。
木材劣化の二大原因といわれる、シロアリと木材腐朽菌。
ボロンdeガード®工法は有機溶剤等を使用せずに、自然素材のホウ酸でこの二大劣化原因をシャットアウトする。
外来種である「アメリカカンザイシロアリ」は、他のシロアリとは異なり土壌に巣を作らず、乾燥した木材の中に巣(コロニー)を形成するため、住宅の柱や土台などの構造材に繁殖することがある。
アメリカカンザイシロアリの侵入を防ぐためには、住宅の構造材に高濃度のホウ酸処理を適切に施し、定期的な点検やメンテナンスすることが重要となる。
床下部分だけでなく全構造材に対して防蟻処理を施すことができ、効果が永続的に持続する本工法は、アメリカカンザイシロアリ対策としても有効である。
〈保証の主な条件〉
・ボロンdeガード®施工マニュアルに則った施工がなされていること。
・ベタ基礎もしくは防湿コンクリートで基礎貫通部にシロアリ侵入経路遮断処理が適正に処理されていること。
・玄関、在来浴室の範囲は保証の対象外。
・点検時等にシロアリが生息している場合は付保できない。
・ 基礎外断熱工法の場合は付保できない(新築時にボロンdeガードシロアリ保証を付保している建築物で再施工延長保証の場合はこの限りでない)。
・既存住宅10年保証の場合は、シロアリ侵入経路遮断処理を貫通されたシロアリの被害に限り保証適用になる。
■シロアリ被害がない既存住宅に対する予防施工(千葉県浦安市)
床下が土壌の布基礎構造の既存の木造住宅に対して、基礎立ち上がりと床下木部にホウ酸水溶液を噴霧処理して予防施工を実施した。
■アメリカカンザイシロアリの被害がある既存住宅に対する施工(兵庫県)
被害は小屋裏を中心に家中に広がっており、小屋組みをはじめとした構造材のほか、敷居や鴨居、建具にまで被害が及んでいた。
被害箇所にホウ酸水溶液を穿孔注入処理し、小屋裏にはホウ酸水溶液を噴霧処理して予防対策も行った。
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上記の内容は、登録企業・団体からの申請に基づき掲載しております。
最終更新日:2025-11-04