EXAMPLE
2018年掲載
所在地 | 福岡県福岡市 |
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築年数 | 築39年 |
構造種別 | 木造在来軸組工法(2階建て) |
建築面積 | 66.24m² |
延床面積 | 92.76m² |
リフォーム対象面積 | 31.39m² |
工期 | 設計:約1カ月/工事:約1.5カ月 |
工事費総計 | 5,529,600円(税込) |
概算単価 | 176,000円/m²(税込) |
助成金 | 700,000円 福岡市住宅耐震改修工事費助成制度 |
購入した中古住宅の築年数が古いので耐震性が心配という相談を受けて、耐震診断を実施しました。躯体は経年劣化しているものの著しい損耗はなかったため、耐震性向上を最優先に、より快適に暮らせるように断熱性改善やバリアフリー化を提案しました。構造や住環境の改善が住宅の長寿命化につながるということを理解いただき、施工範囲や仕様について熟慮の上、予算配分を検討いただきました。
耐震診断の結果をふまえ、耐震補強は上下階とも評点1.0を超えるように設計しました。一般リフォームは水回り設備をすべて新規交換し、生活の中心となる1階部分の内装全体に手をいれました。床面と建物外周部には断熱材を入れ、冬場の冷えが気になる水回りの窓を断熱サッシに交換しました。床高さは空間ごとに異なっていましたが、下地組から作り替え、足元に段差のない通路面を確保することができました。
上下階とも耐震性が確保できて、安心感が増しました。間取りや広さは既存のままですが、足元の段差をなくし、断熱もしっかり確保できたので、1階全体を開放的に活用できるようになりました。その結果、空間の一体感が高まり、生活動線がスムーズになりました。
外観
DK
洗面室
トイレ
浴室
床段差解消
外観
DK
洗面室
トイレ
浴室
床段差解消
基礎ケミカルアンカー
基礎配筋
基礎型枠コンクリート養生
柱頭金物
耐震パネル下地全景
耐震パネル下地
基礎ケミカルアンカー
基礎配筋
基礎型枠コンクリート養生
柱頭金物
耐震パネル下地全景
耐震パネル下地
DK
洗面室
トイレ
浴室
床段差解消
DK
洗面室
トイレ
浴室
床段差解消
No. | 名称 | 金額(円) | 概算単価(円/m²) | 構成比(%) |
---|---|---|---|---|
1 | 耐震補強工事 | 1,428,000 | 45,492 | 27.6 |
2 | 仮設工事 | 173,773 | 5,536 | 3.4 |
3 | 基礎工事 | 86,134 | 2,744 | 1.7 |
4 | 木工事 | 760,562 | 24,229 | 14.7 |
5 | 外装工事 | 121,313 | 3,865 | 2.3 |
6 | 内装工事 | 308,617 | 9,832 | 6.0 |
7 | 建具・硝子工事 | 72,370 | 2,306 | 1.4 |
8 | 雑工事 | 253,335 | 8,071 | 4.9 |
9 | 電気設備工事 | 217,490 | 6,929 | 4.2 |
10 | 給排水衛生設備工事 | 314,790 | 10,028 | 6.1 |
11 | 室内外設備工事 | 925,270 | 29,477 | 17.9 |
12 | 付帯工事 | 29,990 | 955 | 0.6 |
13 | 諸経費 | 489,546 | 15,596 | 9.4 |
合計 | 5,181,190 | 165,059 | 100 | |
値引き | △ 61,190 | |||
改め計 | 5,120,000 | 163,109 | ||
消費税(8%) | 409,600 | |||
総計 | 5,529,600 | 176,000 |
※概算単価はリフォーム対象面積31.39m²で計算
耐震補強と一般のリフォーム工事を同時に行っています。耐震補強工事については、工事金額全体の約30%を占めていますが、市の助成金(700,000円)があり、自己負担は半分強程度に納まっています。
最終更新日:2022-04-13