EXAMPLE
2021年掲載
所在地 | 茨城県龍ヶ崎市 |
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竣工年 | 平成4年築 |
構造種別 | 軽量鉄骨 |
延床面積 | 128.12m² |
リフォーム対象面積 | 128.12m² |
工期 | 設計:約1カ月/工事:約5カ月 |
工事費総計 | 27,000,000円(税込) |
概算費用 | 211,000円/m²(税込) |
省エネ地域区分 | 6地域 |
年間の日射地域区分 | A3区分(年間の日射量が中程度の地域) |
主たる居室床面積 | 81.63m² |
その他の居室床面積 | 31.08m² |
非居室床面積 | 15.41m² |
施主は当初新築での注文を考え、(株)セレクトホームへご相談をされました。
検討を重ねた結果、予算オーバーのため築古物件を購入してのリノベーションを選択されたということです。
まずは住宅の性能向上を第一に掲げ、「無駄に広い空間は好まず、使い勝手と収納が多いこと」を希望されていた施主の意向に応え、部屋には十分な生活スペースを確保しつつも随所に物入やウォークインクローゼットを設け、キッチンには大量の食料品もストックできるパントリーが備え付けられています。
2階にはフリースペースや、洋室の一角を利用してデスクを造作するなど、リモートワークにも対応できるこれからの生活スタイルに順応した環境が整えられています。
屋根・壁・床に硬質ウレタンフォームを吹付け、外部建具にはアルミ樹脂複合サッシを採用したことで、外皮平均熱貫流率[UA値]は、0.56W/m2Kと基準値(0.87W/m2K)をクリア。これは、ZEH に求められる強化外皮基準(0.60W/m2K)も満たしています。一次エネルギー消費量等については、太陽光発電を搭載し、設備も高効率な仕様へと入替えた結果、ZEHに近い仕様に。一方、快適性を高めるため、一次エネルギー消費量計算では不利な床暖房を採用し、結露とは無縁で家中冬はあたたかく、夏はすずしい家を実現しています。
『木造住宅と異なり、気密が取りにくい軽量鉄骨造の問題点を改善するための努力を重ね、C値1.0を切った点』が「LIXILメンバーズコンテスト2019」でも高く評価されています。
外観
1階リビング
1階ダイニングリビング
2階和室
玄関
浴室
洗面室
外観
1階リビング
1階ダイニングリビング
2階和室
玄関
浴室
洗面室
キッチンと備えつけのパントリー
1階リビング
2階フリースペース
洗面室
浴室
書斎(ワークスペース)
キッチンと備えつけのパントリー
1階リビング
2階フリースペース
洗面室
浴室
書斎(ワークスペース)
No. | 名称 | 金額(円) | 概算単価(円/m²) | 構成比(%) |
---|---|---|---|---|
1 | 仮設工事 | 425,000 | 3,317 | 1.7 |
2 | 解体・基礎工事 | 1,600,000 | 12,488 | 6.4 |
3 | 木工事 | 6,772,500 | 52,861 | 27.1 |
4 | 設備工事 | 2,610,000 | 20,372 | 10.4 |
5-a | その他工事(鉄骨工事) | 885,000 | 6,908 | 3.5 |
5-b | 電気工事〈照明〉 | 1,050,000 | 8,195 | 4.2 |
5-c | 電気工事〈太陽光〉 | 1,500,000 | 11,708 | 6.0 |
5-d | 断熱工事 | 1,717,580 | 13,406 | 6.9 |
5-e | 内装工事 | 1,197,500 | 9,347 | 4.8 |
5-f | 内部塗装工事 | 150,000 | 1,171 | 0.6 |
5-g | 外壁工事 | 2,187,000 | 17,070 | 8.7 |
5-h | 屋根工事 | 558,000 | 4,355 | 2.2 |
5-i | 防水工事 | 77,000 | 601 | 0.3 |
5-j | 床下防蟻・防湿工事 | 354,000 | 2,763 | 1.4 |
5-k | 冷暖房・空調設備工事 | 1,358,000 | 10,599 | 5.4 |
5-l | 階段工事 | 400,000 | 3,122 | 1.6 |
5-m | 産廃処分費 | 1,050,000 | 8,195 | 4.2 |
6 | 諸経費 | 1,108,420 | 8,651 | 4.4 |
合計 | 25,000,000 | 195,130 | 100 | |
消費税(8%) | 2,000,000 | |||
総計 | 27,000,000 |
※概算費用はリフォーム面積128.12m²で計算
No.5「その他工事」を工事種目別でさらに細分化した内訳をみると、ガルバリウム鋼板製品を採用した外壁工事や、吹付け硬質ウレタンフォームを屋根・壁・床へ施工した断熱工事の占める割合が高くなっています。
また、片流れの屋根1 面へ太陽光パネルを搭載したことでイニシャルコストは高くなりますが、併せて住宅設備も高効率な設備へと入れ替えることで、毎日の生活でのランニングコストが抑えられることが期待できます。
最終更新日:2022-10-21