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設計・見積り実例

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ホーム > 設計・見積り実例 > 物販店から飲食店への業態変更リフォーム自然素材をふんだんに使ったアメリカ懐石料理店

物販店から飲食店への業態変更リフォーム自然素材をふんだんに使ったアメリカ懐石料理店

2020年掲載

周辺環境に配慮したコストの1/3をかけた排煙設備

  • デザイン
  • 店舗

物件概要

  • 所在地神奈川県鎌倉市
    築年数築25年
    構造種別S造
    延床面積28.35m²
    リフォーム対象面積28.35m²
    工期設計:約1カ月/工事:約3カ月
    工事費総計13,000,000円(税込)
    ※厨房機器別途
    概算単価459,000円/m²(税込)

リフォームに至った経緯

「自分の店を持つ」という料理人の施主様の夢を叶えるために始まった今回のリフォーム。物件は最寄り駅から徒歩3~4分、観光地を控えた好条件の路面店舗です。S造地上3階建ての建物の1階部分で、リフォーム前は婦人物の物販店でした。

リフォーム工事の概要

工事は、①業態変更(物販店→飲食店)、②狭小スペースを生かしたプラン、③周辺環境への配慮という3点がポイントでした。
狭い空間に対応するため、薪棚や吊り棚なども特注品で製作したほか、薪を使用するため、調理室回りの設備と排気ダクトは消防署の許可を得ることに苦労しました。事前に地元消防署に相談し、入念な打ち合わせを何回も行い担当者の指示に従いました。

リフォーム工事の効果

施主様が目指したのは、地元の富裕層をターゲットにした完全予約制で昼は5,000円、夜は8,000円のカウンター8席のみのこだわりの店でしたが、リフォーム後の店舗は施主様のイメージ通り、シンプルで落ち着いた雰囲気にまとめることができました。

図面

リフォーム前

  • 入り口(店内より)

  • 入り口(アプローチ)

  • 店内(内装)

  • 台所

施工中

  • 解体完了

  • 床下配管設置①


  • 床下配管設置②

  • 床下配管設置③


  • 厨房回り以外は木下地


  • 窯のサイズは全てレンガの割付による

  • 黒グレーの耐火れんがを使用

リフォーム後

  • カウンターはブラックチェリー

  • グレーと紫色の組み合わせ


  • カウンター

  • 調理室内の薪ストッカー


  • 調理窯










  • 薪で調理し提供するのが特長の飲食店。調理室には特注の窯や薪ストッカーを設置。さらに店内に薪をディスプレイすることによって外観からも店舗の特長がアピールできるようになっている。


  • 高級感の演出のため天井には無垢材を使用

  • 洗面室(トイレ)

科目内訳

No. 名称 金額(円) 概算単価(円/m²) 構成比(%)
1 解体工事 450,000 15,873 3.7
2 仮設工事 569,000 20,071 4.7
3 ダクト工事 3,358,200 118,455 27.8
4 木工事(大工) 2,102,800 74,173 17.4
5 電気工事 501,000 17,672 4.2
6 給排水衛生工事 1,081,000 38,131 9.0
7 ガス工事 360,937 12,731 3.0
8 タイル工事 357,900 12,624 3.0
9 左官工事 659,500 23,263 5.5
10 建具工事 636,200 22,441 5.3
11 塗装工事 158,000 5,573 1.3
12 ガラス工事 340,500 12,011 2.8
13 家具 400,000 14,109 3.3
14 その他(調理窯工事) 1,089,000 38,413 9.0
合計 12,064,037 425,539 100
値引き △27,000  
改め計 12,037,037  
消費税(8%) 962,963  
総計 13,000,000

概算費用はリフォーム面積28.35m²で計算

コストについて

消防署の許可を得るためにダクト設備に高性能機器(約130万円)を採用したため、ダクト工事の割合が全体の約3割を占めています。また調理窯工事(約100万円)も1割程度となっています。(なおこの見積には厨房機器費用(約280万円)は含んでいない。)

最終更新日:2022-08-02