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設計・見積り実例

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補助金制度を有効活用した性能向上リフォーム

2020年掲載

高い断熱・耐震・バリアフリー性能で「わが家への安心感」を叶える

  • 耐震
  • 断熱
  • 長期優良

物件概要

  • 所在地宮城県塩竈市
    築年数築32年
    構造種別木造在来軸組工法
    延床面積74.99m²
    リフォーム対象面積74.99m²
    工期設計:約3カ月/工事:約3カ月
    工事費総計15,016,482円(税込)
    概算単価200,000円/m²(税込)
    助成金長期優良住宅化リフォーム推進事業 1,000,000円

リフォームに至った経緯

施主様は当初水回りの機器入れ替えのみを検討していましたが、床下の劣化が特にひどかったこともあり、長期優良住宅化リフォーム推進事業やインスペクション、瑕疵保険のメリットを伝えたところ全面的なリフォームを決断。補助金制度を有効活用し、断熱・耐震・バリアフリー性能を向上させることになりました。

リフォーム工事の概要

在宅での介護を想定して、寝室となる和室からトイレ・浴室への動線を短くし、トイレも介護しやすいよう広く設置しました。リビングは暖気がロフトへ逃げやすく寒いという問題があったので、窓の断熱性能を改善し、断熱材も全体的に充填。ファン等も活用し、暖気がとどまりやすくしました。

リフォーム工事の効果

国の制度、インスペクション、瑕疵保険等を活用した性能向上リフォームを行ったことで温熱環境が良好になり、光熱費が下がったり、夜にトイレへ行きやすくなったりと生活の質が改善されました。しかし何より、施主様に「わが家がしっかりと長持ちするように改善された」「今後夫婦のどちらか一人で生活するようになったとしても大丈夫」という安心感を得てもらえたのが一番大きいとのことです。

図面

リフォーム前

  • ガラスが多く寒かった玄関ホール

  • 狭く服の脱ぎ着がしにくかった洗面脱衣室

  • 日当たりの良くない和室の床下には湿気があり、白アリの被害もあった

  • リビングは吹き抜けでロフトがあり開放感はあったが、冬は寒く暖房費がかかっていた

リフォーム(施工中)

  • 床下の解体

  • 断熱材の充填

  • 浴室への断熱材充填状況

  • 浴室への断熱材充填状況

リフォーム後

  • 玄関は明るさに断熱性が加わり、リビングのドアを開けっ放しにしても寒さが気にならなくなった

  • 洗面所は椅子を置いて座りながら着替えができる広さに。暖かくなりゆっくり着替えや身支度を整えられるようになった

  • トイレは老後を考え介助をしやすく、さらに車いすも使える広さにした

  • 断熱性が向上したリビングは、開放性と暖かさを兼ね備えて一番快適なだんらんの場所に

  • 寝室として使用する和室は、明るさはもちろんトイレ等の動線にも配慮し、安心して暮らせるように設計された

科目内訳

No. 名称 金額(円) 概算単価(円/m²) 構成比(%)
1 仮設工事 446,000 5,947 3.2
2 解体工事 1,485,080 19,803 10.7
3 木工事 3,507,000 46,766 25.2
4 基礎工事 172,000 2,294 1.2
5 防蟻工事 190,920 2,546 1.4
6 サッシ工事 1,861,500 24,823 13.4
7 外装工事 1,549,000 20,656 11.1
8 建具工事 233,500 3,114 1.7
9 内装工事 658,790 8,785 4.7
10 衛生設備工事 1,698,000 22,643 12.2
11 給排水設備工事 317,000 4,227 2.3
12 電気工事 579,000 7,721 4.2
13 ガス工事 95,000 1,267 0.7
14 断熱工事 221,480 2,953 1.6
15 タイル工事 161,960 2,160 1.2
16 美装工事 78,000 1,040 0.6
17 現場管理、諸経費 650,000 8,668 4.7
合計 13,904,150 185,413 100
消費税(8%) 1,112,332  
総計 15,016,482

概算単価はリフォーム面積74.99m²で計算

コストについて

床下の劣化が顕著だったことに加え、バリアフリーを意識した改修も行ったことにより、木工事の割合が全体の4分の1程度を占めています。また断熱性能を向上させるために行ったサッシ工事の割合も高めとなっています。

最終更新日:2022-05-23