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設計・見積り実例

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ホーム > 設計・見積り実例 > 省エネ、バリアフリー改修工事で高齢者も健康で住みやすい家に

省エネ、バリアフリー改修工事で高齢者も健康で住みやすい家に

2017年掲載

「スマートウェルネス住宅等推進モデル事業」採択改修実例

  • 断熱
  • バリアフリー
  • 省エネ

物件概要

  • 所在地熊本県水俣市
    築年数築70年
    構造種別木造在来軸組工法(平屋建て)
    延床面積156m²
    工期設計:約0.5カ月/工事:約0.5カ月
    工事費総計7,093,226円(税込)
    概算費用45,000円/m²(税込)
    助成金1,200,000円
  • 外観

リフォームに至った経緯

築70年が経過したご自宅にお住まいの施主様より 、「居住者の高齢化に伴い住宅の一部をバリアフリー化し、間取りを変えてのリフォーム行いたい」との相談をいただきました。そこで、当社よりスマートウェルネス補助事業を利用した開口部の断熱改修と高効率化設備への交換や、家族が集まるLDKをメインに天井断熱工事を行うことで、快適な居住空間を確保することを提案しました 。

リフォーム工事の概要

  • LDKや浴室、脱衣所、トイレなどの開口部工事(アルミサッシ+単板ガラスまたは木製単板ガラスを一重構造アルミ製サッシ+複層ガラス(A12)へ改修)
  • ガス給湯器をエコキュート(ヒートポンプ式)へ交換
  • バリアフリー工事(手すり設置3カ所:玄関、トイレ、浴室)
  • 住宅の一部天井断熱改修工事
  • 間取り変更(リフォーム)に伴う段差解消工事

リフォーム工事の効果

工期が2月中旬から3月上旬と、若干寒さも和ら設計いでくる時期ということもあり、工事後数カ月では目立った変化はないとのことですが、エアコン等の使用量は減ったとのことでした。夏季や冬季の電気代等の削減にも非常に期待をされており、今後も改修工事による断熱効果の検証を続けていきます。
また、バリアフリー化工事を実施したことにより、手すり設置や段差が解消され、つまずきや浴室の開口部断熱改修によるヒートショックへの不安も減り、ストレスフリーで快適な居住空間になったと施主様に喜ばれました。

図面

施工前

施工前

築70年の平屋建て住宅。もちろん、窓や天井材、トイレや浴室の壁タイル等は断熱性のないもの。ヒートショックの不安や段差などの問題が多数あり、高齢者が住むには難しい状態の住宅でした

  • 施工前
  • 施工前
  • 施工前

施工後

施工前

開口部の断熱改修と高効率化設備への交換や、家族が集まるLDKをメインに天井断熱工事を行うことにより、安心して生活できる住宅に

  • 施工後
  • 施工後
  • 施工後

    トイレや浴室には手すりを設置。
    給湯器は高効率給湯器に変更

科目内訳

No. 名称 金額(円) 概算費用(円/m²) 構成比(%)
1 省エネルギー改修工事 3,110,502 19,939 47.4
2 バリアフリー改修工事 779,000 4,994 11.9
3 補助対象外費用 1,409,200 9,033 21,5
4 諸経費 1,269,100 8,135 19.3
合計 6,567,802 42,101 100.0
消費税(8%) 525,424
総計 7,093,226 45,469

概算費用は延床面積156m²で計算

コストについて

天井断熱工事や開口部工事、高効率化設備設置工事等を含む「省エネルギー改修工事」が全体の半分程度の割合を占めています。平屋建てのため、手すりの設置や段差解消工事を含むバリアフリ改修工事は施工箇所が少なく、1割程度にとどまっています。

最終更新日:2022-04-13