EXAMPLE
2022年掲載
所在地 | 東京都江戸川区 |
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築年数 | 築40年 |
構造種別 | 木造在来軸組工法(2階建て) |
建築面積 | 47.65m² |
延床面積 | 85.53m² |
工期 | 設計:約3カ月 工事:約3カ月 |
工事費総計 | 18,000,000円(税込) |
助成金 | 次世代省エネ建材支援事業 1,250,000円 江戸川区住宅耐震設計・工事補助金 1,300,000円 |
施主の隣に住んでいたご両親が亡くなり空き家となっていた家(西側)を、愛犬と過ごせるセカンドリビング的な家に改修したいとの相談があり計画がスタートしました。まずは、安心して過ごせるようにと耐震改修をご要望でした。その他、愛犬にとっても住みやすく、暖かく涼しい家にしたいとの要望とともに、今回の改修を足がかりに時間を追って、母屋もリフォームをし、その時々でベストな間取りにしたいとの希望がありました。
蟻害や雨漏りによる劣化が見られたため、耐震補強と防蟻工事を行いました。天井、壁、床に断熱工事を施し、サッシも複合サッシ(防火サッシ)に交換し、全面的に性能向上を図りました。また、狭小住宅であるため、室内家具は可動家具を活用することにより、今後のさまざまな暮らし方に対応できる造りとしました。
【耐震性能】評点 0.26 → 1.06
【断熱性能】家全体の外皮平均熱貫流率(UA値) 2.36 → 1.20(W/㎡・K)
【バリアフリー】主要な出入り口W800以上を確保、段差解消
【劣化対策】床下に防湿フィルムを敷込み、調湿素材をおき、シロアリの食害のあった部分は交換もしくは補強をし、ホウ酸処理を行った。
今まで空き家となっていた隣家をセカンドリビングとして活用することができ、大型の愛犬ものびのびと過ごせるようになったとのことです。これを機に今後のさまざまなケースを想定し家族構成の変化やライフスタイルに合わせ、さらには賃貸も視野に、母屋と隣家を活用するため、施主と良好な関係を築きながら改修を続けていく予定となっているとのことです。
和室
キッチン
浴室
耐震
調査時には分からなかった雨水による腐朽が見られた
床下
壁
和室
キッチン
浴室
耐震
調査時には分からなかった雨水による腐朽が見られた
床下
壁
内樋をなくし雨を排出しやすい屋根形状に変更(片流れ)した
内樋をなくし雨を排出しやすい屋根形状に変更(片流れ)した
No. | 名称 | 金額(円) | 概算単価(円/m²) | 構成比(%) |
---|---|---|---|---|
1 | 仮設工事 | 379,780 | 4,440 | 2.3 |
2 | 解体・基礎工事 | 945,000 | 11,049 | 5.8 |
3 | 耐震補強工事 | 582,330 | 6,808 | 3.5 |
4 | 木工事 | 4,293,150 | 50,195 | 26.1 |
5 | 屋根工事 | 412,272 | 4,820 | 2.5 |
6 | 板金工事 | 193,800 | 2,266 | 1.2 |
7 | 鋼製建具工事 | 1,914,570 | 22,385 | 11.7 |
8 | 木製建具工事 | 270,590 | 3,164 | 1.6 |
9 | 外壁工事 | 823,400 | 9,627 | 5.0 |
10 | 内装工事 | 545,460 | 6,377 | 3.3 |
11 | 塗装工事 | 345,000 | 4.034 | 2.1 |
12 | 防水工事 | 1,014,143 | 11,857 | 6.2 |
13 | 電気設備工事 | 679,230 | 7,941 | 4.1 |
14 | 給排水設備工事 | 620,640 | 7,256 | 3.8 |
15 | 住宅設備機器 | 1,429,420 | 16,712 | 8.7 |
16 | 断熱工事 | 751,000 | 8,781 | 4.6 |
17 | 雑工事 | 368,100 | 4,304 | 2.2 |
18 | 諸経費 | 850,000 | 9,938 | 5.2 |
合計 | 16,417,885 | 191,955 | 100 | |
値引き | △54,249 | |||
改め計 | 16,363,636 | |||
消費税(8%) | 1,636,364 | |||
総計 | 18,000,000 |
※概算費用は、延床面積85.53㎡で計算
最終更新日:2023-05-08