新築やリフォーム時の建築費用がわかる積算資料ポケット版です。

積算資料ポケット版は、住宅建築・リフォーム・マンション修繕などの建築費用がわかる、建材や設備等の資料請求サイトです。

  • 建材工法ガイド
  • 概算見積り算出システム
  • 積算資料ポケット版とは
  • 資料請求カート

    0

設計・見積り実例

EXAMPLE

ホーム > 設計・見積り実例 > 木造とRC造の混構造3階建て 自邸+賃貸からなる重層形態の住宅

木造とRC造の混構造3階建て 自邸+賃貸からなる重層形態の住宅

2019年掲載

  • 3階建て
  • 二世帯
  • 賃貸

物件概要

  • 所在地東京都品川区
    構造種別1階RC造+2,3階木造
    敷地面積119.32m²
    建築面積68.90m²
    延床面積177.84m²
    用途地域など住宅
    工期設計:約11カ月 工事:約11カ月
    設計料6,900,000円
    工事費総計57,780,000円(税込)

工事の概要

人通りの多い南側道路と静かな北側の住宅路地に面している敷地でしたが、それぞれの特性を生かし、南側の庭と2階ウッドデッキには程よい囲いを設けてプライバシーに配慮、一方、北側の玄関廻りは開放的な三和土と植栽で近隣の方も和める外構としました。
3階建てのうち1階は賃貸部分と自邸入口部分があり、鉄筋コンクリート造とすることで遮音性を高め、上下階で生活感が伝わらないように配慮しています。
2階・3階の自邸部分は上下階で躯体の制約を受けずに間取りが造れること、躯体や地盤改良の施工費も抑えられることから木造としました。
賃貸用の1階は、将来、親世帯が住み二世帯住宅にすることも視野に入れた仕様が選定されています。

工事のポイント

設計者と施工者が詳細設計図(S:1/20、1/5、1/1)による事前の打合せと施工中の再確認を十分に行ったことにより、現場での手戻りと減らし、仕上がり制度を上げることができました。内外のRC化粧打ち放しや外断熱部分は意匠、構造、設備の絡みも多くやり直しが困難なため、特に注意しました。

図面


施工中

  • 木造部分の軽やかな鉄骨階段。
    重厚なRC部分と対比しながら同じ木製の踏板や手摺で連続性も持たせた

  • RC部分の外断熱は防蟻のためGLより200mm上で止め、内部床下地に断熱材のネダホームを施工した

施工後

  • 1F:賃貸リビング

  • 2F:リビング

  • 2F:デッキ

  • 外観

科目内訳

No. 名称 金額(円) 概算単価(円/m²) 構成比(%)
1 共通仮設工事 1,215,000 6,832 2.3
2 建築工事 37,828,641 212,712 70.7
3 設備工事 9,595,000 53,953 17.9
4 経費 4,861,359 27,336 9.1
合計 53,500,000 324,899 100
消費税(8%) 4,280,000  
総計 57,780,000 324,899

概算費用は、延床面積177.84㎡で計算

工事費を抑えるために工夫したポイント(コスト分析)

1:費用対効果の良い合理的な設計
 例えば、賃貸部分を防音性の高いRC造、自邸部分を設計自由度が高く地盤改良費や躯体工事費に抑止効果のある木造としました。
2:詳細図による綿密な事前打合せで無駄のない現場監理
 施工ミス、ダメ直しはほとんどなかったことで現場の士気や施工精度が上がり、安全率を抑えた見積りが継続して行えています。

最終更新日:2023-01-20