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設計・見積り実例

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雨漏り補修実例

2021年掲載

外壁目地の劣化や破断で雨水侵入 早めの改修で安心できれいに

  • その他
  • 劣化対策

物件概要

  • 所在地静岡県浜松市
    竣工年数築15年
    構造種別軽量鉄骨造
    リフォーム対象面積外壁面積:163.0㎡ 屋根面積:110.0㎡
    バルコニー面積:14.2㎡ 合計:287.2㎡
    工期設計:約0.5カ月 工事:約2カ月
    工事費総計2,354,400円(税込)
    概算費用8,200円/m²(税込)

リフォームに至った経緯

ルーフバルコニー直下の1階居室に雨漏りが起きたため、リフォーム業者に診てもらったところ、バルコニーの塩ビシート防水をFRP防水に改修する提案がなされましたが、これを疑問に思った施主の親族が、インターネットで検索して(有)第一浜名建装に問い合わせされました。同社で目視にて確認したところ、外壁目地のシーリングなどの劣化や破断が見られましたが、バルコニー防水自体に大きな傷や劣化がなかったため、費用が最少限ですむ補修として、破断の見られる箇所のシーリング打ち替えを提案しました。
それを受け、施主から一度建物全体の確認をしたいとの意向があり、全体の確認を行なったところ、他の目地にも破断や劣化が見られました。このため、同社では現在雨漏りしている箇所以外も2~3年以内に足場を掛けた上でのシーリング打ち替え、塗装による目地シーリング材の保護などを考えると良いと施主に伝えたところ、早々に全体を改修したいとの依頼を受け全体的にシーリングの打ち変え、塗装を行いました。

雨漏りの原因

外壁目地のシーリングやガスケット(パッキン)の劣化や破断が確認されました。

リフォーム工事の概要

目地部のシーリング打ち、樹脂製破風板の補修、屋根塗り替え(モニエル瓦)、谷樋の交換(銅板からカラーステンへ)、外壁塗り替えを行いました。バルコニーは、大きな劣化はなかったものの、いずれ改修が必要となるため、塩ビシート防水をウレタン塗膜防水による改修を行いました。

リフォーム工事の効果

雨漏りの原因だったシーリングを打ち変えたことで雨漏りの心配がなくなり、外壁と屋根も塗り直しを行ったため、外観もきれいに刷新されました。

リフォーム前

  • 雨漏修理範囲 南立面図

  • 施工前

  • けらば部位のシーリングの破断

  • 天井の雨漏りによる水滴

  • 外壁のクラック

  • サッシ部のシーリングの破断

  • シーリングの剥離

  • 屋根の谷板金に使用されていた銅板に変色が見られた

施工中/施工後

  • 外壁の色見本提示

  • 既存塩ビシートのバルコニー床。高圧洗浄後

  • 既存塩ビシートのバルコニー床。角部にL型アルミを設置

  • 既存塩ビシートのバルコニー床。上からウレタン塗膜防水を施工

  • 塗装前の下屋

  • 塗装後の下屋

  • 屋根の谷瓦、谷板金を付け替えた

  • シーリングの打ち替えと塗装後の外壁

科目内訳

No. 名称 金額(円) 概算単価(円/m²) 構成比(%)
1 仮設工事 256,000 891 11.73
2 外部補修・防水工事 604,400 2,104 27.7
3 洗浄・清掃工事 84,750 295 3.9
4 塗装工事 948,500 3,303 43.5
5 谷樋入れ替え工事 154,510 538 7.1
6 その他補修工事 30,000 104 1.4
7 諸費用 104,000 362 4.8
合計 2,182,160 7,598 100
値引き △2,160  
改め計 2,180,000
消費税(8%) 174,400  
総計 2,354,400

概算費用は、リフォーム面積 外壁163.0m2 屋根面積110.0m2 バルコニー面積14.2m2 合計287.2m2で計算

コストについて

外皮全体の塗り替え工事のため、構成比は仮設1割強、シーリングの打ち替えと防水工事と塗り替えで7割強、その他2割という構成比になっています。

最終更新日:2023-01-11